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災害経験者からのコメント

コラム① 東日本大震災から学んだALS患者の災害対策

長谷川智美さん(日本ALS協会茨城県支部 相談員)

【本文抜粋】
私は東日本大震災当時、福島県でALS患者の家族として、そして支援に関わる立場として被災しました。病院は外傷患者への対応で限界に達し、トリアージによりALS患者は廊下などに置かれました。栄養剤も「自宅の備蓄でしのいでほしい」と言われ、保健師の訪問支援が再開したのは約1か月後でした。だからこそ大切なのが「自助力」です。避難訓練は昼だけでなく、夜間も想定を——夜の災害で最初に必要になるのは、照明です。どれほど準備をしても、災害では必ず想定外が起こります。それでも訓練を重ねることで、想定外でも冷静に動く力が身につきます。

コラム② いま、この瞬間に大地震が起きたら

長谷川詩織さん(社会福祉士・元 日本ALS協会福島県支部 運営委員)

【本文抜粋】
震度6以上の地震の直後は、交通の麻痺や道路の陥没で、避難所の運営も想定以下になります。消防も警察も行政も同じように被災し、公的な支援【公助】が動くまでには時間が必要です。それまでは、どうしても【自助】と【想定】が要ります。
ご自宅は、海からどのくらいですか? 家具が倒れても、備蓄を取りに行けますか? いま、この瞬間に大地震が起きたら、まず何をしますか? ——私自身も、ハッキリ答える自信はありません。だからこそ、できる限りの【想定】が必要なのです。
この文章は、かなりマイルドな表現に留めてあります。被災は、もっと苛烈なものです。命や健康だけでなく、人の尊厳にも大きく作用します。

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