主催:NPO法人ALS/MNDサポートセンターさくら会
共催:日本ALS協会東京都支部
協賛:NEC CSR推進本部 社会貢献室
http://www.nec.co.jp/community/ja/
主催のさくら会理事長橋本操から口話による開催のご挨拶。
「あやしい会にお集まりいただきありがとうございます」と、会長らしいユニークなご挨拶に会場がなごんでいきます。
介助者による口話の説明もあり、はじめて口話でのコミュニケーションを見る方々からはすごいとため息が。
協賛をいただきましたNEC CSR推進本部 社会貢献室池田さんからのご挨拶。
難病の方々へITの側面からコミュニケーション支援をすすめている活動についてお話していただきました。
いよいよITオリンピックの開催です。
1番目のエントリーは品川区在住の市川脩さん。
さくら会の協力団体である品川ITサポーターズ(パソコンボランティア団体)のスタッフです。
電動車いす用ジョイスティックを使ったスイッチを活用してのゲーム操作の妙技も披露。
ご自身のブログ「こちゃぶろぐ」を紹介してくださいました。
http://kochabu.blog87.fc2.com/
お客様でご来場いただいていた川嶋様&盲導犬タニーには、いきなりの出演依頼でしたが、快く音声を利用したパソコン操作を披露していただきました。
呼吸器装着者の若者たちが立ち上げたTILベンチレーターネットワークの小田さんから勉強会のご紹介。
http://tokyoilcenters.web.fc2.com/tvn_event.html
的確ですばやいパソコン操作、そしてパソコンを活用して広がる世界を紹介してくださった皆さんの姿を見て、来場者の中からは勇気が湧いてきた、パソコンを使いこなすヒントがもらえたなどの声があがっていました。
後半はハーブティーとクッキーで歓談しながら、様々なコミュニケーションツール、スイッチ、伝の心やオペレートナビといったソフトウェアを体験していただきました。
また、その場でスイッチやパソコン操作、ソフトウェアの相談も受けました。
障害があってもパソコンを操作することによって社会と繋がっている人々を紹介し、同じように障害を持つ方々への希望になることを願って開催したITパラリンピックです。
スイッチやソフトウェアをはじめ様々な機器が工夫されていますが、まだまだ壁は高く困難な道のりではあります。
「パソコンを使ったインターネットの世界では、障害がある人もない人も等しく自己発信をし、コミュニケーションがとれる」ことを多くの人々に知ってもらい、そのために必要な技術の発展やサポートが広がることを目指してこれからも活動を続けていきたいと思います。