2013.09.28

NEC難病コミュニケーション支援講座@大阪・堺市

場所

総合福祉施設ベルタウン(大阪府堺市南安井町3-1-1)

日時

2013年9月7日(土)、9月8日(日)

主催
大阪府作業療法士協会堺ブロック、泉州ブロック
共催
NPO法人ICT救助隊
協賛
NEC CSR・環境推進部 社会貢献室

 

【カリキュラム】

1日目

13:00 開会にあたり

13:10 コミュニケーションについて (NPO法人ICT救助隊 仁科恵美子)
文字盤の実習と携帯型会話補助機器体験(レッツチャット、ペチャラ、トーキングエイドfor iPad)
14:30 意思伝達装置「伝の心」について(NPO法人ICT救助隊 今井啓二)
16:00 オペレートナビについて(NPO法人ICT救助隊 今井啓二)
17:00 フリーソフトHeartyLadderについて(NPO法人ICT救助隊 仁科恵美子)
18:10 希望者のみ工作実習「スイッチインターフェイス製作」(NPO法人ICT救助隊 今井啓二)

19:30 終了

2日目

10:00 スイッチの適合(日本ALS協会近畿ブロック 久住純司氏)
11:30 スイッチ談義(日本ALS協会近畿ブロック 久住純司氏、一橋大学 伊藤史人氏、NPO法人ICT救助隊 今井啓二)
12:30 昼食
13:15 工作実習「オリジナル入力スイッチ製作」(NPO法人ICT救助隊 今井啓二)
15:00 オリジナルスイッチでHeartyLadderの操作 (NPO法人ICT救助隊 仁科恵美子)
15:30 ALS等神経難病の支援について(日本ALS協会東京都支部 山本摂氏)

16:00 終了

【アンケート結果(一部抜粋)】


1.
受講しての感想、聞きたかったことなどお書きください。

全体として

・現在、普通のマウスが使える患者様で今後の変化にどう対応するか自分自身不安だったのですが、今回の講座のおかげでいろんな状況へのイメージができました。
・伝の心やオペナビは同じようなものだと思っていましたが、パソコンの特異な方に向いているとか、使われる方に合わせて選んでいくのが必要なんだなと思いました。

透明文字盤、口文字

文字盤

・透明文字盤は思ったよりも目が疲れることがわかりました。目的に文字を見つけるスピードを上げないといけないなと思いました。
・コミュニケーション支援で、まず、ハイテクに合わせてしまう意識があった。当人との信頼の精築あってこその支援と再認識した。じっくりパソコンの上で操作する時間がとれてとても有意義でした。

携帯型会話補助装置

ipad

・レッツチャットと意思伝達装置の併用の利点、デメリットをもっと深く調べようと思いました。
・すでに導入されている方がいらっしゃるので、色々な使い方を自分自身知ることができよかったです。

伝の心

・ボタン一つで簡単に操作はできるが、一つの文章を作るたいへんさが体験できてよかったです。ボタン一つでパソコンを使えるという技術に感動しました。
・文字盤を切り替えなくても、かな入力ができたり、自分で新しい単語を登録できたり、今まで知らなかった機能を知ることが出来て良かったです。

オペレートナビ

・伝の心との違いや適応する人など、あまり知らなかったので、どんなものか具体的に知れて良かったです。
・PC操作に近い性能でのコミュニケーションなので人によるが導入しやすいと感じました。

HeartyLadder

HL

・無料ソフトでここまでできるのはすごいと思いました。使いやすいしわかりやすいと思いました。
・今までパソコンにダウンロードしていましたが、使い方が分からず困っていましたが、説明を聞けてとても勉強になりました。

スイッチの適合

・久住さんの普段から感じている事を交えての講義がとても勉強になりました。
・実際の当事者のお話が直接聞くことができて良かったです。

スイッチ、インターフェイスの製作

スイッチ実習

・ご本人様のことも一つに奥様に確認したりYes-Noで答えらる質問ばかりになったりしながらですが、ご本人様の意思や気持ちをもっと聞くことができるよう持つことも大切だと思いました。
・技術の時間のようにいろんな工具を使って作るのは難しかったです。「こんな患者さんか?」とイメージしながら作ること、それがうまく使えるかなど考えながらの過程が体験できて良かったです。

2.その他のご意見やご感想、お気づきの点がありましたらお書きください。

・コミュニケーション支援の道具がたくさんあり、感動しました。患者さんによりそった関わりで道具の使用を続けていけるかどうかも変わってくるのだとわかりました。
・本当に親切な研修でした。講師の皆様が話しなれており、準備などもしっかりされていて感動しました。本当に勉強になりました。ありがとうございました。
・山本先生の話で「正しいALS患者」の話が印象的で、パソコン使って外出してが良い訳ではない。勘違いしないですみました。

3.次回コミュニケーション支援講座を受けるとしたらどんな内容を希望されますか?

・事例全体を含めてより具体的なこと、進化していくこと、色々なこと共有し、はばが広がればと思います。
・スイッチやインターフェイスを実際に作ることがとても良い経験になりました。やはり、実際に作成する講座が良いです。フィルムケーススイッチが作りたいです。
・どのように支援されると良いか、ということを当事者の方のお話など聞かせて頂ければと思います。

 

アンケートの全回答は以下の報告書をご覧ください。

2013年9月7日NEC難病コミュニケーション支援講座@大阪・堺市報告書

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