2013.07.10

代表メッセージ(2013.7.10)

あなたは、自分が口もきけず手足も動かない状態になった場合を、
想像したことがおありでしょうか。
蠅が顔を這っても、追うこともならず人を呼ぶことも出来ない。
周りで談笑していても、仲間に加わることが出来ない。
自分が自分のことを処理出来ない上に、社会的動物である人間の命と言うべき
コミュニケーションを奪われているのです。

このような障害に苦しむ方が、私も含めて万とおられるのです。
しかし、コミュニケーションについては、
わずかながらもそれを通わす道があります。
それは目を使う文字盤で言葉を読み取ってもらう方法、
又目または手足など少しでも動く身体の一部分をスイッチとして使って、
パソコンのコミュニケーションソフトに声を出させる方法です。

しかし、実際は簡単なことではありません。
患者のご理解とこの種のICTに明るい介助者が必要です。
ICT救助隊は、このような患者や介助者をお助けするため、
全国を飛び回って直接患者のお役にたつほか、
介助者のための講習会を開いております。
もしも同じようなお悩みをお持ちの方がいらっしゃいましたら、
是非ご紹介下さい。
又、この活動を助けるため、皆様のご芳志を心よりお願い致します。

NPO法人ICT救助隊
理事長 藤澤義之

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